中国農村の貧困扶助開発の新たな進展

中国農村の貧困扶助開発の新たな進展。

タグ: 中国農村 貧困扶助 進展 国務院

発信時間: 2011-12-19 12:10:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

労働力の育成訓練をさらに強化している。人的資源の開発は発展能力を高める効果的な手段である。2004年以来、中央政府は累計で財政貧困扶助資金30億元を拠出し、貧困家庭の労働力の移転を主な内容とする「雨露計画」を実施している。これは貧困家庭の労働力に対し工業や建設業に携わる技能と農業の実用技術の育成訓練をくりひろげるものである。2010年までに、400万人を超える貧困家庭の労働力を育成訓練し、そのうち80%以上が移転就職を実現した。サンプリング調査では、育成訓練を受けた労働力は受けていない労働力より月給が300元から400元向上していることが明らかになっている。労働力の育成訓練は貧困地区の労働力の就業を実現し収入を増加させるとともに、それによって彼らは新しい技術を学び、新しい考え方に触れ、視野を広げ、自信を強めるようになっている。2010年から、国は就業促進を方向づけし、貧困家庭の中高生に対し職業教育を受けるための直接補助のテストを行っている。

教育による貧困扶助を促している。10年らい、国は教育の発展に力を入れ、農村の数多くの家庭困窮な生徒に職業教育を通じて就業のための技能を身につけさせ、都市や町での安定した就業により、貧困から脱け出すよう、家庭を助けるかまたは貧困減少を緩和させた。2001年から2010年までに、全国における中等職業学校の卒業生は4289万人で、そのうちの大部分の卒業生は農村と都市の困窮家庭の出身の人たちである。義務教育、高校段階の教育と大学の困窮家庭の学生助成システムをたえず整備し、困窮生徒の家庭の経済的負担を軽減している。移住学校を建設し、生態移民(自然条件の劣悪な地域の住民を条件のよい地域へ移住させること)プロジェクトを推し進めている。

産業化による貧困扶助を推進している。村全体における推進、広域開発のテストと科学技術による貧困扶助とを結びつけ、貧困農家を扶助し、産業化基地を建設し、農業を助成し、農村合作経済を発展させ、貧困地区の産業開発の大規模化、集約化と専業化を推進している。10年来、貧困地区においてジャガイモ、経済樹林・果樹、草地・牧畜業、綿花などの主導産業を重点的に育成している。その中で、ジャガイモ産業は貧困地区において食糧安全を保障し、干ばつに強く災害を避け、貧困から脱出し豊かになる優位性、特色のある産業となっている。貧困扶助産業は貧困農家が貧困から脱け出し豊かになることを実現することを効果的に牽引している。

救済の代わりに仕事を与えることを実施している。救済の代わりに仕事を与えることは20世紀80年代から実施が始まった農村貧困扶助政策の1つで、貧困地区の経済発展と農民が貧困から脱出し豊かになることと関連のある農村の小型インフラ施設整備を重点とし、主に県・郷・村の道路、農地水利、人間と家畜の飲料水、基本的農地、牧場の整備、小流域の治水などが含まれるものである。2001年から2010年までに、中央政府は救済の代わりに仕事を与える資金のために累計で550余億元を投入し、貧困地区の生産と生活条件が効果的に改善されている。

 

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