メタンハイドレートは溺れる者のつかむ藁ではない

メタンハイドレートは溺れる者のつかむ藁ではない。

タグ: 商業採掘

発信時間: 2013-03-19 17:26:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

技術的関門を突破しなければ、メタンハイドレートの採掘が極めて危険な行為であることは明らかだ。すでにある専門家は、今回日本が行った採取実験方法「減圧法」自体が地質災害を引き起す危険性があると警告している。

減圧法はメタンハイドレートを埋蔵する海底に深い穴を数多く掘り、二酸化炭素を注入して減圧し、メタンハイドレートを分解する方法だ。この方法の危険性は、慎重に操作しなければ連鎖反応を引き起し、辺り一帯のメタンハイドレートを一気に分解させてしまうことにある。こうした場合、海底の地質に変化を引き起し、地震さらには津波を招くことになる。重要なのは、こうした災難は日本に被害を及ぼすだけでなく、極端な気候変動による被害は全世界に及ぶということだ。

米国が1960年代にはメタンハイドレートの採掘研究に着手しておきながら、長期的なエネルギー開発計画のままにしており、2015年にようやく小規模な採掘実験を行う計画であるのは、まさにこうした環境や生態への危険性のためだ。

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