中国核工業集団公司の田佳樹副チーフエンジニアは新華社のインタビューに応じた際、「福島原発事故は極端な自然条件下で発生したため、これにより原発発展の意義を完全に否定することはできない。時間の経過に伴い、人々の福島原発事故への理解が深まり、理性的・客観的になるだろう。同事件後、世界各国は原発発展計画および安全基準を見直しており、深刻な事故の予防と対策も健全化している」と語った。
田氏はまた、「中国の原発発展はこれまで安全を最優先しており、新規プロジェクトを厳格かつ慎重に審査している。長期的に見て、原発は中国エネルギー戦略の重要な構成部分だ。原発は現在、中国のエネルギー消費量の1.8%しか占めておらず、数年前の2.1%から低下したほどだ」と述べた。
世界核燃料サイクル会議は、世界原子力協会と米国原子力エネルギー協会が毎年異なる大陸で共催する、核燃料供給チェーンの各サイクルに関連する議題を検討する会議だ。今年の会期は4月9−11日。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年4月11日