北京市人民政府外事弁公室の趙会民主任は8日、2014年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議の開催地が北京に決まり、会場は雁栖湖になると発表した。北京は会議の準備を契機に、北京の世界都市への発展を加速する。
趙会民主任は同日の記者会見で、2014年のAPEC開催地となった北京の準備状況について以下のように紹介した。
来年の会議は北京市中心部から50キロ離れた雁栖湖で行う。雁栖湖は建築、エネルギー、環境などの面で低炭素、エコ、環境保護を理念に建設し、完成後のクリーンエネルギー使用率、廃水処理率、ごみの無害化処理率は100%に達する。
北京市は会議のニーズを考慮し、会場を絶えず整備し、予定通り使用できるようにし、省エネ・低炭素の模範にする。北京はオリンピックなどの多くの大型の国際活動を成功させ、ある程度の経験を積み重ねている。現在、北京市政府および関係部門は会議の準備作業に積極的に取り組んでおり、公式サイトの開設とロゴのデザインを終えた。北京は会議の準備を契機に、サービスのブランドを構築し、世界都市への発展を加速する。
2014年のAPECのロゴは21本の様々な色の線からなり、地球の中に中国の天壇の絵を描いたものとなる。「多元、すばらしい、開放、包容」を象徴し、21の経済圏が融合し、まとまり、共同発展を目指すというすばらしい未来のビジョンを意味する。
また、今回のAPEC議長国であるインドネシアについて、趙会民主任は、「今回のAPEC期間中の活動内容はきめ細かく、出席者に深い印象を与えた。北京はインドネシアから経験を学び取り、今回の会議の成功の経験と方法を手本にする」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月9日