◆管理強化で投資を合理化
専門家は、「中国は現在、資本勘定に対して規制を続けている。外資は中国から撤退する際に、貿易もしくは投資のルートしか選択できず、資本ルートは現時点では利用できない。ゆえに中国の資本市場への管理は、QEの中国資本市場への影響をある程度相殺しており、インドやインドネシアのように大きな衝撃を受けることはない。しかしホットマネーが不動産市場に流入し、バブルを形成するリスクには備えるべきだ」と分析した。
孫副院長は、「中国が外資への管理を強化しなければ、ホットマネーが中国に流入後、高収益のシャドーバンキングや不動産市場に流れ込むことになる。中国の実体経済は資金不足に陥っているが、中国市場で資金が不足しているわけではない。仮想経済で資金が余り、実体経済で資金が不足するという問題の解決は、中国市場をいかに管理するかにかかっている。特に現在は資本勘定を開放する金融改革を推進中のため、開放の時期を良く見計らう必要があり、一気に大規模な開放を実施するべきではない」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月11日