日本の食品・環境の整備

タグ: 食品の安全の重視 庶民の生活水準 中国 日本

発信時間: 2010-04-26 15:27:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の食品・環境の整備

――現在、中国の食品の安全、環境汚染の問題が社会の関心事となっており、中日の間も「ギョウザ中毒事件」で大きく揺れました。こうした問題をどう見ていますか。

渡辺 実際、日本の一部の農家では、自ら食する野菜やお米についても、できるだけ農薬を使わないようにしますが、売りに出すのは、そうではありません。現在、日本では、むしろスーパーが鮮度を保つために使用する鮮度保持剤や漂白剤に、より注意を払う必要があります。

駒形 食品の安全を重視する程度は、庶民の収入や生活水準、さらには世論の監督と緊密に関係しています。50-70年代のことですが、日本人は野菜を買って、洗っても食べようとはせず、専用の薬を入れた水に野菜を浸して、残留農薬を取り除いていました。ですが、消費者や生産者の健康意識が向上し、世論が監督するようになって、問題はようやく徐々に改善されていきました。

渡辺 私の実家のある京浜工業地帯は、かつて有名な工業汚染地帯でした。今ではすっかり整備され、上海よりずっときれいですよ(笑)。でも、辺ぴな農村では、収入を増やすために産業の導入が必要です。その際に、汚染問題に直面することがあり、汚染を起こさない産業を導入するだけだとしても、そうならないのは明らかです。ですから、導入する前に必ず汚染防止、排出削減のためのしっかりした措置を策定しておくことが肝要です。

駒形 現在の国際環境、人びとの意識の水準、それはもう、日本の当時の状況と比較することはできません。中国は環境汚染の問題の防止と解決にとくに注意を払わなければなりません。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月26日

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