ロシアの新聞社の報道によると、ロシア大統領補佐官セルゲイ・プリホジコ(Sergei Prikhodko)氏は、「中国、ロシア、日本の3カ国は11月13~14日、横浜で開かれる第18回アジア太平洋経済協力会議(APEC)サミットの期間中に、大規模な国際協力を行なう協定書を調印する」事を明らかにした。共同で10億6000万米ドルを投資し、ロシア連邦タタールスタン共和国にアンモニア、メタノール、粉末カルバミドを生産する化学コンビナートを建設し、現存の工業用硝酸アンモニウムの生産工場も改造する予定だ。
調印はロシアのアンモニア生産企業と日本の三菱重工や双日株式会社、中国の中国化工集団公司(ChemChina)からなる国際企業連合との間で行なわれる。化学コンビナートはタタールスタン共和国のメンデレーエフスク市に建設される予定だ。
タタールスタン共和国は東ヨーロッパ平原に位置し、ロシア連邦を構成する共和国である(1992年まで自治共和国と称していた)。石油資源が豊富で、大部分が中小規模の鉱山区に分散している。統計データーによると、採掘可能な石油埋蔵量は8~9億トンに達する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月11日