東京スカイツリーの想像図
◆暴力団「氷河期」突入 絶望のサイン
全国建築業協会の弁護士、犬塚弘氏は次のように言う。「建設業界はこれまで暴力団に対し弱腰で、プロジェクトマネージャーは常に暴力団を含むその地方の力関係を把握しておかなければ、様々な面倒を回避することができなかった。」建築業界の反暴力団活動の努力は2008年にスタート、現在では暴力団と関係を持つ会社を監視するとともに、厳しい処罰を与えている。
しかし、暴力団側もこれを黙って見ているわけではなく、反撃に出ている。先月、スーパーゼネコンの竹中工務店の建築現場が銃撃に遭った。負傷者こそ出なかったが、日本で銃を所持している者は暴力団関係者以外考えられない。その銃声は暴力団の絶望のサインと受け取ることもできる。山口組法律顧問はこう語る。犯罪組織も「氷河期」に突入、多くの暴力団員にとってそれは死活問題となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月26日