暗闇をさ迷う東京電力清水正孝社長

暗闇をさ迷う東京電力清水正孝社長。 米紙『ワシントン・ポスト』は、清水正孝社長を「雲隠れした人物」と評し、大企業の、それも大事故を起こした企業の社長としての責務を果たしていないと批判した。清水社長は稀に記者の前に姿を現しても、言葉数は少なく、両目を固く閉じている。技術面のことは、説明できない…

タグ: 東京 電力 社長 核 原発 清水正孝

発信時間: 2011-05-16 10:51:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

信条は「看脚下」

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「私は以前から“看脚下”(自分の足元を見よ)という禅の言葉が好きです。暗闇を歩く際には、足元をしっかり見据えなければなりません。周囲を気にしてばかりで、自分の目標を見失ってはいけません。社員一人一人にもそうあって欲しいと願っています」、清水社長は度々こう語っていた。

彼は、コスト削減こそが企業の進むべき道だと考える。大学で経済を学んだことから、電力会社の経営においても資本の利潤性を非常に重視していた。3月11日、地震津波の後に福島第一原発で事故が発生した際、即座に海水注入による冷却を行うべきかどうか、清水社長は遅々として決断することができなかった。海水の注入は原子炉の廃棄処分を意味し、発電設備が無くなれば、東電は収入の基盤を失うことになる。

清水社長が判断を下せずにいる時、「国は電力会社に命令をするべきだった」と、日本の原子力の専門家は語る。しかし、日本政府はこの時点においても、日本の技術を過信し、既に制御不能となった原発に対して、迅速にそのような命令を下せずにいた。

正式辞任の日は遠くない

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