レアアースの急騰が日本企業に打撃

レアアースの急騰が日本企業に打撃。 中国のレアアース(希土類)価格の大幅な上昇という事実を前に、日本は次のような局面を受け入れざるを得なくなった。外電の報道によれば、日本の代表的な化学工業メーカーである信越化学は7日、ハイブリッド車やエアコンのモーターに使用されるレアアース磁石の出荷価格を7月から4割以上値上げすると発表したのである…

タグ: レアアース 急騰 日本 企業 打撃 蛍光粉末

発信時間: 2011-06-09 11:35:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

レアアース価格の急騰はすでに蛍光粉末価格の連続した上昇を招いている。権威あるデータによれば、蛍光粉末の1キロ当たり価格は今年1月の550元から4月末の900元へと上昇し、さらに最近では1500元を超えたという。ちなみに昨年5月の価格は300元前後でしかなかった。

公開情報によれば、省エネランプの付属品であるキャピラリーの中には3原色の蛍光粉末があり、その主要原料となるレアアースの原料全体に占める割合は75%に達する。28ワットT5型蛍光灯管を例にとると、蛍光灯管1本当たりの蛍光粉末のコストは以前、0・1元(線量0・3グラム)であり、キャピラリー1本の販売価格を1元として計算するなら、蛍光粉末のコストは10%足らずとなる。しかし現在、1キロ当たり1500元として計算し、製品の販売価格が変わらないとするなら、そのコストは50%を占めることになる。アナリストは「省エネランプの製品を値上げしなければ、企業、特にキャピラリー製造企業は致命的な打撃を受けるだろう」と指摘、情勢が変わらない場合、多くの企業はいずれ持ち堪えることができなくなるだろうと予想している。

「新華網日本語=中国通信社」より 2011年6月9日

 

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