トイレ文化:中国の日本と違いとその方向性とは

トイレ文化:中国の日本と違いとその方向性とは。 世界中どこを見ても、日本人ほどトイレを重視する民族はないだろう。11月10日は「いい(=11)トイレ(=10)」の語呂合わせで「トイレの日」とされている。それだけではない。「トイレの神様」という歌は日本で大ヒットしたし、「日本トイレ協会」などという組織も実在するほどだ…

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発信時間: 2011-11-28 10:24:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

日中の「トイレ文化」について、その違いを強調するだけでなく、交流や融合の面もあることを忘れてはならない。上述した中国の「ニーハオトイレ」は、今では大都市ではめったに見られない光景となっている。この30余年、中国の都市部において、一番大きな変化と言えばトイレである。そしてそうした変化は、日本から学んだものが多い。また、日本も中国の都市建設の経験から、駅や公園、デパートなどの公共の場所にはトイレの案内看板を目立つように設置するようになった。また、日本語のほか、英語、中国語、韓国語なども併記されるようになり、国際化都市としての対応が随所に見られるようになっている。

一国の「トイレ文化」には、その国で暮らす民族の生活習慣が反映されていると言ってよいだろう。また、その国民のモラルやマナーを測るバロメータにもなっている。21世紀に入った今、「トイレ文化」は、世界に誇れるその国の「ソフトパワー」になっている。日中両国が、自国の「トイレ文化」を世界から認知され、その「ソフトパワー」を高めていくためにはどうすればいいか、よく考えていかなければならない。男子トイレの小便器のところに「トイレを汚さないために一歩前に出ろ」という意味で、「向前一小歩、文明一大歩」という掲示がよく貼られているが、それも代表的な一例だろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月28日

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