日本政府 歴史認識に対する立場変えず
外務省の杉山アジア大洋州局長は、「名古屋市長の意見は個人的な見解であり、日本政府の立場ではない。日本政府は歴史問題に関しての立場を変えていない」と述べた。日本が行なった侵略や植民地統治は、多くの国、特にアジアの国々の国民に大きな苦痛と損害をもたらした。日本はこれを深く反省し、心から謝罪し、平和な発展の道を歩む決意をしている。杉山氏は「日本は中国と共に努力し、日中国交正常化40周年を機に、日中の戦略的互恵関係の安定した健全な発展を更に推し進めていきたいと考えている」と述べた。
河村たかし市長 発言撤回拒否
名古屋市長の河村たかし氏の南京大虐殺を否定する発言は、日本中に波紋を広げたが、当の本人は22日の記者会見で「南京大虐殺はなかったのではないか」という意見を撤回するつもりはないと語った。
名古屋市政府は22日、河村氏の発言は個人的な見解であり、名古屋市は日本政府と同じ立場であると発表した。つまりは、日本軍が南京において、武装していない民間人に対し、略奪行為や殺害を行なった事は否定することのできない事実であるということである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月23日