◇日本方式のコピーに壁
しかし、海外で日本方式をコピーするには壁がある。外国資本の出資規制を乗り越えるため、現地で政府の許可を獲得し、強力な提携相手を探さなければならない。インドネシアなどの発展が期待できる市場で、各日系コンビニは次々と現地の大手小売業などと交渉を行い、競争が白熱している。
商品調達などの体制の整備も非常に重要である。セブンイレブンの井阪隆一社長は、「製造、配送、販売の緊密な連携が強さを生む」と話す。同社は韓国で商品開発や物流の温度管理に協力し、商品の量とともに質を確保する。日系コンビニの輸出戦略は新たなステップに入っているといえる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月26日