9日、日本大使館門付近に停められた男が運転していたトラック
9日、日本大使館正門前に立つ韓国警備員
9日早朝、韓国の首都ソウルで男がトラックで日本大使館の正門に突入し、日本の極右勢力の韓国人慰安婦に対する差別に抗議を表した。
直ぐに警備員により逮捕
大使館の正門門扉が衝突で1メートルほど開いたが、被害はなかった
警察が引用したこのキムという男の話では、彼は「日本の男が慰安婦を象徴する少女像の前に(慰安婦被害者を侮蔑する)杭を立てたことに抗議した」という。
日本共同社の報道では、日本大使館は韓国外交通商部にこの事件を防止できなかったことに対し抗議を申し入れた。韓国は具体的な対策を講じているところであると回答している。日本大使館はソウル中心部の鐘路区にある。
日本の右翼活動家が6月19日、日本大使館正面入り口前の慰安婦少女像の脇に白い杭を立てた。杭には「竹島(韓国では独島)は日本の領土」と書かれ、そこで写真と動画を撮影した。
この右翼活動家は自称鈴木信行(47歳)で、帰国後インターネット上にこの写真と動画を公開し、この慰安婦被害者を象徴する銅像を「売春記念碑」と称して、韓国国民の怒りをかっていた。ソウル市の慰安婦被害者10人からなる団体が、今月始め韓国地方検察庁にこの男を誹謗中傷で提訴している。
日本がアジア諸国に侵略戦争を行っていた時期、20万人を越える朝鮮人女性、中国人女性を日本軍の奴隷のように扱い、軍隊で慰安婦とした。韓国は日本に対し生存している韓国人慰安婦に対する賠償を何度も促しているが、日本側の拒絶に合っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月10日