中国海軍情報化専門家委員会の主任である尹卓少将は、いわゆる「日本の釣魚島に対する実効支配」ということはない、中国漁業監視船や海上監視船は、釣魚島の領海を常態的にパトロールし続けていると強調。中国は彼らが中華人民共和国の領海から迅速に出るように、パトロールに干渉する日本船を駆逐し続けていると語った。尹卓少将は中国は未だ釣魚島問題の武力解決を放棄するという声明を発表したことはなく、また釣魚島の主権を守るための決意も能力もあるのだという。
尹卓少将は「日本はまだ自衛隊艦隊で釣魚島問題を解決すると宣言したことはない。もし日本が釣魚島で軍事的な行動をとるようなことがあれば、中国は主権国として軍事的な防衛策をとらざるを得ないだろう」と語った。
尹卓少将は、実際、中日双方は釣魚島問題は長期的に解決できないのは、この島はすでに米国によって中日関係を離間させるためのカードとなっているからだと指摘。この問題が激化すれば、中日両国にとってプラスになることはない。両国関係の悪化や両国民が対立すれば、最終的に米国が「漁夫の利」得ることになるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月12日