日本新聞網7月10日付の記事によると、7月8日、アフガニスタン支援会合に出席するため東京を訪れていたヒラリー・クリントン米国務長官は、日本の野田首相と会談を行い、釣魚島の「国有化」について質問したことがわかった。クリントン国務長官は中日関係が緊迫することが「懸念される」と述べた。
報道によると、米国務省高官は9日、「クリントン国務長官は東京を訪れた際に、釣魚島の『国有化』について野田首相に説明を求めたが、日本側は『判断に関する極めて初期の段階である』と返答し、『釣魚島の購入』計画の進展に応じて、随時アメリカに『報告』すると約束した」ことを明らかにした。また、同高官は「日本側は今後も唯単に『長期的に検討を続ける問題』としての態度を取るだけだとアメリカ側は見ている」との見方を示した。
クリントン国務長官は東京からモンゴルに向かう専用機で、同行した記者団に対し、自分の立場を説明し、「釣魚島の『国有化』は中日両国の緊迫した関係を悪化させる」と懸念していることを明かした。
クリントン国務長官は8日、野田佳彦首相、玄葉光一郎外相と相次いで会談を行っているが、米国務省はどちらと会談した際に、釣魚島問題について話したかは明らかにしていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月10日