白岩松氏は、中国では一日中車を運転したら、どうしようもなく疲れる。体力的な問題ではなく、交通ルールをきちんと守らない人が多いため、ストレスが溜まるのだという。「中国は細かいところを改革していく時代に入っている。大まかな面では中国はすでにすばらしくできているが、細かいところが今後の難問である。これらの方面において、日本を手本とすべきところは多い」と指摘する。
李纓監督も時々困惑してしまうことがあるという。日本にいると、中国に対して偏見を持っている日本人と激論することがあるが、中国に帰ると、日本が嫌いな友人に対し、今度は日本のために弁護をする。日本の先進的なものは、中国人に理解されず、認められないのである。
そのため、李纓缨監督は「簡単に日本人を『我慢強く闘争心のある民族』だと見なし、彼らを理解しようとせず、徹底的に研究しないままでは、日本と接することができなくなってしまう」と考えている。