平和的発展という時代の流れを無視し、「交戦権の否認」を宣言する日本国憲法第9条を無闇にあおり立てるとは、日本の政治家は一体何がしたいのだろうか。本当に限界ラインを超える気だろうか。
今のアジアは昔と全く違う。平和憲法を改正した場合、日本はそれによる深刻な影響の責任を負う必要がある。一部の政治家は今も敗戦したことを認めずに「終戦」とだけ言い、侵略した事実を極力避けている。そればかりか、自身を加害者でなく被害者だと思っている。戦後の国際秩序に関わる領土問題における、南京大虐殺や慰安婦が存在した動かぬ証拠がある中での日本の政治家による行動は、軍国主義の名残を強く感じさせるものである。
日本が侵略した歴史を直視、反省し、平和的発展の道を歩めるかは、アジアの隣国と国際社会が関心を寄せてきたことである。日本の戦後体制からの脱却、平和的発展の否定に、アジア諸国と国際社会は大いに警戒しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月19日