日本のメタンハイドレート開発 世界エネルギー構造に影響か

日本のメタンハイドレート開発 世界エネルギー構造に影響か。 中国にも数百億トンの石油に相当するメタンハイドレート資源があると見積もられており、主に南中国海北部の神狐海域や青蔵高原に分布している。専門家は、「中国は2020−2025年頃に、エネルギー需要のピークを迎える。メタンハイドレートの調査・開発の加速は、中国にとって焦眉の急となっている」と指摘した…

タグ: メタンハイドレート 日本

発信時間: 2013-03-14 16:32:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本経済産業省はこのほど、近海の海底に埋蔵されているメタンハイドレートからメタンガスを取り出すことに成功したと発表した。これは日本がメタンガスハイドレート開発の商業化に向け、重要な一歩を踏み出したことを意味する。専門家は、「日本は近年、海洋エネルギー開発で画期的な進展を実現しており、福島原発事故後のエネルギー需要の逼迫を反映している」と指摘した。メタンハイドレートの利用は、世界の環境保護の流れに合致するものであり、商業化の道が切り開かれれば、世界のエネルギー供給構造に影響をもたらす可能性もある。

メタンハイドレートは自然界に広く存在している、重要かつ潜在的な未来のエネルギーだ。日本は今回の試験により、海底からメタンガスを取り出すことに、世界で初めて成功した。日本周辺海域のメタンハイドレートの天然ガス埋蔵量は、日本の100年間の消費量に相当すると推測されている。

エネルギー問題は、日本が海洋からエネルギーを求める主因だ。中国社会科学院財経院の史丹副院長は、「日本の95%のエネルギーは、海外からの輸入に依存している。2011年の福島原発事故後、日本国内の多くの原発が稼働を停止し、エネルギー需給が逼迫した。今回の試験成功の情報は、東日本大震災と原発事故から2周年の3月11日に公式に発表された。これは日本のエネルギー自給率向上に向ける決意を示すものだ」と指摘した。

中国石化工程建設公司の林融・副チーフエンジニアは、「日本の新エネルギーの調査・開発・利用、特に海洋資源の研究は中断されたことがない」と語った。

 

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