共同通信の報道によると日本の防衛省統合幕僚監部は17日、2012年度に航空自衛隊戦闘機が中国機に緊急発進(スクランブル)した回数が306回だったと発表した。前年度の156回からほぼ倍増し、統計の公表を始めた2001年度以降最多を記録した。中国機の多くは戦闘機。ロシア機へのスクランブルは248回で、初めて中国が上回った。
これについて外交部(外務省)の華春瑩報道官は18日の定例記者会見で、「日本側がすべきはより多くの航空機を発進させることではない」と表明した。
記者:日本側の最新の発表によると、航空自衛隊が中国機に対して行ったスクランブルの回数は前年比倍増した。この件についてコメントは。
華報道官:日本側は釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題で絶えず挑発行動を取り、エスカレートさせている。これが現在の釣魚島情勢の持続的緊張をもたらしている根本的原因だ。釣魚島問題における中国側の立場は非常にはっきりしている。釣魚島は中国のものであり、中国側には国家の領土主権を守る決意と自信と能力がある。同時にわれわれは、対話と協議による問題の解決を一貫して主張してもいる。日本側がすべきはより多くの航空機を発進させることではなく、より多くの誠意と実際の行動を示して、中国側と共に努力し、対話と協議を通じて問題を適切に管理、コントロール、解決する方法を探りだすことだ。
「人民網日本語版」2013年4月19日