日本は米国との防衛協定から離れ、中国に歩み寄るべきである。米国のオリバー・ストーン監督が日本訪問時に示した姿勢は、世界の各大手メディアに取り上げられた。米国の星条旗新聞は8月12日、映画「ウォール街」「プラトーン」「JFK」などを撮影したこの有名監督は、日本を訪問した際に、以上の姿勢を表明したと伝えた。
オリバー・ストーン監督は外国人記者クラブで取材に応じ、自身が撮影したドキュメンタリー映画で「アメリカの秘史」を暴き出したと話した。その中の内容の一つは、米国が第二次世界大戦中に日本に原子爆弾を投下した目的はソ連が日本に立脚点を置くことを防止するためというものである。爆撃は「世界に間違ったメッセージを伝えた」という。
日本、米国、中国の関係について、監督は、日本は日米地位協定から抜け出すべきだと提案したうえで、「再び偉大な国になれる」との見方を示した。また、「日本が中国で行った行為や殺害された人たちに謝罪し始めれば、中国は全く違う目で日本を見るだろう」と話した。
米国による原爆投下などの近代史の内幕を暴いた歴史学者のピーター・クズニック氏は、オリバー・ストーン監督のドキュメンタリー映画撮影をサポートしたことがある。クズニック氏は、「日本は米国の核の傘の下で萎縮している」と指摘したうえで、「中国は米国のように侵略的ではない。第二次世界大戦後に米国は戦争を何度も発動させたが、中国はそのようなことをしたか」と述べた。
また、近ごろ明らかになった米政府プリズム暴露事件にも言及。オバマ大統領を違法な監視活動を制度化させた「蛇」にたとえ、「私にとって、エドワード・スノーデンは英雄である。私たちの利益のために自分の幸せを犠牲にした」とその行為を称えた。
さらに、ロシアがスノーデンを保護したことを称え、「プーチン氏がしたことは正しい。私は彼の行為はすばらしいと思う。もっと多くの国が立ち上がり、米国に対抗する必要がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月14日