日本の新華僑報網は先日「中国の観光業は日本のおもてなしに倣うべき」という文章を発表。その中で、中国の観光業は観光客の移動、観光、買い物といった場面で多くの課題があり、「観光立国」である日本が進めるさまざまな形のおもてなしに倣うべきだと指摘した。以下はその内容である。
交通渋滞、観光地の混雑、商品価格の異常な高騰などの問題が国慶節の連休の間に全国各地で発生し、連休制度見直しの声まで上がっている。
中国の観光業が抱える問題を解決するためには、単に連休を分散させ、極度の渋滞は緩和させれば良いというものではない。観光業を今後どういう形で発展させ、短期的に得られる巨額の利益と中長期的な発展という二者をどう取捨していくのか。こうした点を考え直すべき時がきている。
景気の刺激作用以外に、観光はその観光地、ひいてはその国への理解が深まることにもつながる。良質のサービスを提供し、とりわけ海外の観光客に確かな利便性を提供し、快適なひと時を味わってもらう。そうすれば自然とその地へのイメージは良いものとなり、景気も刺激され、彼らの口コミが観光業の末永い発展の上に確固たる基盤を築いてくれることになる。
移動、観光、買い物は重要なポイントであり、これらの点で中国は「観光立国」である日本に倣っていくことが大いに必要だ。
限られた時間の中で各地の景色を楽しむためには、交通手段の利便性は非常に重要である。日本の地下鉄のダイヤは正確な上、路線が色分けされ、路線名や駅名を含む乗り換え情報も細かく表示されている。初めて訪日した人でも、鉄道ガイドブックが一冊があれば迷う心配もない。