F-35の大量調達、見送りの可能性も
F-35の現在の価格は1機当たり1億5000万ドルに達しているが、日本は深刻な財政危機に陥っている。この状況の中、これほど大規模な調達計画が実現されるだろうか?孟氏は、F-35の大量調達は、見送りになる可能性が高いと指摘した。
防衛省は、F-35をF-4の後継機にしようとしている。また自衛隊のF-15のレーダーシステムはすでに時代遅れになっており、一部はシステムのアップグレードが不可能なため、F-35を代替品にする必要がある。そのため日本は当初の42機という調達計画を大きく上回る、100機以上を調達する可能性がある。米国の現在の1億5000万ドルという定価は、自衛隊にとって巨額のコストと言える。防衛省も、財務省と協議を進める必要があるとした。
安倍政権の誕生後、日本経済に好転の兆しが見えた。しかし日本国内と世界の経済界では、アベノミクスの日本経済に対する刺激は一時的なものと判断されている。日本の現在の全体的な経済状況を分析すると、2015年と2016年に、日本で大規模な財政危機が発生する可能性がある。そうなれば、日本のF-35調達計画は見送りになるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年1月15日