安倍晋三首相は先ほどアフリカ諸国を歴訪した際に、中国の対アフリカ支援は現地の市場と資源を獲得するためだけのものであるが、日本は中国と異なり、現地で多くの雇用機会を創出すると発言した。安倍首相のこの事実にもとる発言を、アフリカの人々は受け入れることができず、すぐに間違いを正す必要がある。経験豊富なメディア人、中国の対アフリカ投資に詳しい専門家として、筆者は安倍首相の無知なコメントに反論しよう。
日本は確かに各分野でアフリカを支援しているが、技術・資金面の援助は安倍首相が発言したように、他国と大きく異なっているわけではない。それとは正反対に、中国はアフリカの発展のために投資と援助を提供しており、その貢献は日本を含むすべての国とは比べ物にならないほど大きい。中国の対アフリカ投資・援助は、単なる「口先だけの甘い言葉」ではなく、約束を実行に移しており、羨むべき成果を得ている。
中国は過去10年間に渡り、アフリカに多くの支援と発展プロジェクトを提供している。私心なき支援は、アフリカ人の生活水準を高め、アフリカ人の健康・教育・農業・文化などの各分野の事業の発展に力を貸した。
中国の投資を疑問視する声もあるが、アフリカ経済の持続的な発展を望む人がなぜ中国の投資を歓迎するかは、データによって説明できる。中国は2009年に米国を抜き、アフリカ最大の貿易相手国になった。中国のアフリカにおける直接投資額は、2001年の約5000万ドルから2012年の25億ドルに増加した。