程永華委員:さまざまなレベルでの交流を堅持すべき

程永華委員:さまざまなレベルでの交流を堅持すべき。

タグ: 程永華 中日関係 

発信時間: 2014-03-13 14:23:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

――いかに日本の若者を対象に交流、コミュニケーション活動をすべきでしょうか?

程 戦後日本は国民に対する歴史的教育が不足したため、歴史について常識的な認識を欠いている人が多く、特に若い人たちは、日本軍国主義が中国、朝鮮半島、東南アジアで多くの悪事を行ったことを知らず、「真珠湾攻撃」事件さえ知らない人もいます。ここ20数年来、日本経済は長期にわたって低迷し、政治的にも混乱状態に陥り、そこに日本の上層部にいる右翼分子が扇動することで、若者の民族主義感情が容易に誘発されてしまいます。

この問題に関しては、双方はより理性的に行動し、フェースツーフェースの交流と意思疎通を行うべきです。大学生間の討論を行うなどです。ただ、討論してもいいですが、ケンカになってはいけません。討論を通じて、日本の大学生に、中国の大学生がどのように考えているのか、中国人がなぜ日本の指導者が靖国神社に参拝することに反対するのかを理解してもらうのです。こうした交流は、われわれのメッセージを相手に伝えていくことに役立つと思います。

――民間交流の伝統をこれからも堅持する必要はあると思いますか?

程 そうですね。友好団体、地方の各省・自治区・直轄市の間の交流など、民間組織や団体の間の交流も多く展開すべきです。例えば、中国の有名なバレエ劇『白毛女』は、かつて日本の松山バレエ団が創作したもので、日本でも公演されました。民間交流の伝統は、捨ててはいけないもので、引き続き推進しなければなりません。

――中国と日本は、今後どの分野で多く交流していくことに注意すべきでしょうか?

程 一般に日本では、文化面で両国は根源的に非常に深いつながりがあると考えられています。現代の日本文化の中に非常に多くの中国から伝わったものがあるということは、日本社会の共通認識です。日本の民衆は政治的主張の相違を棚上げし、中日文化の間にある共通の言語に親しみを感じることができます。

1980年代、中日間の文化交流は非常に盛んでした。例えば、映画やドラマでの中日合作です。このところはやや少なくなっていますが。2012年、作家の莫言氏がノーベル文学賞を獲得したことに対しては、日本の人々も喜んでくれました。当時は日本の作家と競争と言われていましたが、同じアジア人である莫言の受賞を歓迎したのです。日本人はアジアの文化には、欧米文化に対してとは違った一種の親近感を持っているのです。

そのほか、中国はより多くの優秀な映画・テレビ作品を輸出すし、多元的なチャンネルを通じて、日本の人々に中国に対する理解と認識を深めてもらうようにすべきです。私は交流できる余地はまだまだ大きいと感じています。

     1   2   3   4   5    


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。