伝染病、戦争、テロ…近代五輪の歴史を振り返る

伝染病、戦争、テロ…近代五輪の歴史を振り返る。新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるう中、東京五輪は近代五輪史上初めて延期される五輪となった…

タグ:五輪 ウイルス 感染 新型 

発信時間:2020-03-25 16:01:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

テロリズム

 

 世界情勢の変動にともない、テロリズムが人類の安全を脅かす大きな脅威となった。世界が注目する五輪もテロリストの狙いの的となっている。

 

 1972年8月26日、ミュンヘン五輪が開幕。100以上の国・地域から7000人以上のアスリートが集った。そしてイスラエルは過去最大規模の代表団を派遣していた。

 

 9月5日明け方、パレスチナ武装組織「ブラックセプテンバー(黒い九月)」が選手村に侵入、イスラエルの選手2人を殺害し、イスラエルの選手9人を人質に立てこもった。政府の説得もむなしく、9人の人質は全員殺害された。この事件で、イスラエル人選手11人、警官1人、武装メンバー5人が死亡した。「ミュンヘンの惨事」は五輪史上最悪の政治テロ事件となった。

 

 1996年7月19日から8月4日にかけ、第26回五輪が米国アトランタで開催された。大会には世界197の国・地域から1万人以上の選手が出場し、数々の輝かしい記録を残した。

 

 ところが7月27日、アトランタオリンピック公園で世界を震撼させる爆弾爆破事件が起きた。この爆破で1人が死亡、110人が負傷した。この事件により、五輪も暗い影に覆われた。

 

 五輪の歴史は、まるで人類の近現代史の縮図のようだ。急成長する中で、数々の困難にも遭遇してきた。だがこれらの困難はどれも解決不可能なものではない。

 

 東京五輪は延期になったが、それは人類がウイルスに屈服したということではない。今もまだ世界中で無数の人たちがウイルスと闘っている。我々が一致団結し、積極的に感染症対策に取り組めば、勝利までそう遠くはない!

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月25日

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