上海交通大学の世論研究実験室は28日、中国のミニブログに関する2010年度報告書を発表した。中国ではミニブログのユーザー数が向こう2-3年で爆発的に成長し、2013年から成熟期に入る見通しという。中国新聞社が伝えた。
今年10月現在、中国のミニブログは訪問者数が1兆2521万7千人、有効アカウント数が計6500万に上っている。
報告書の作成者の一人で、上海交通大学マルチメディア経済管理研究センター主任の劉耕耘氏は、中国で「ミニブログ開花の年」といわれる2010年、ミニブログの人気に火が付いたと指摘する。「成長が速く、大きな影響力を持つミニブログが掲示板やブログに取って代わろうとしている」
またミニブログは急速な普及に伴って、社会のさまざまな分野に浸透し、影響力を伸ばしつつある。中国紙「中国青年報」の社会調査センターがまとめた報告書によると、調査対象者のうち、「ミニブログで生活が変わった」と答えた人は95.4%、「ミニブログを通して時事問題や突発事件に関する世論を把握し、自分の意見を発信している」と答えた人は87.5%、「ミニブログを利用した人探しや祝福キャンペーンなど慈善活動に参加したことがある」と答えた人は62.5%に上った。
「人民網日本語版」2010年12月29日