九 国防と軍隊の現代化を早急に推進する
国防と軍隊の現代化建設は、毛沢東の軍事思想、鄧小平の新しい時期における軍隊建設の思想、江沢民の国防と軍隊建設に関する思想、党の新しい情勢下における国防と軍隊建設についての思想を導きとしなければならない。国の発展戦略と安全保障戦略の新しい要請に適応させ、新世紀の新しい段階における軍隊の歴史的使命を全面的に全うすることに目を向け、新しい時期における積極防衛の軍事的戦略方針を貫徹し、軍事闘争への備えを絶えずくり広げ、深化させ、情報化の条件下での局地戦争にうち勝つ能力を柱とする多様な軍事任務を遂行する能力を高める。
軍隊の革命化・現代化・正規化の建設を全面的に強化する。軍隊に対する党の絶対的指導を揺るぐことなく堅持し、現代の革命軍人の中核的な価値観を持続的に育む。確固として情報化を軍隊の現代化建設の発展方向とし、情報化建設の急速な発展を推し進めていく。ハイテク兵器装備の整備を強化し、現代的後方支援の全面的な整備を速め、資質の高い、新しいタイプの軍事人材を多く育成するとともに、情報化の条件下での軍事訓練を突っ込んで繰り広げる。法律に則って軍隊を統轄し、厳格に軍隊を治めることにいっそう力を入れ、正規化の建設をより高い水準へと発展させていく。国防と軍隊の改革を積極的かつ穏当に進め、中国の特色ある軍事変革のさらなる発展を推進する。国防科学技術工業の自主イノベーションのレベルアップに力を入れ、あくまでも中国の特色ある軍民融合的発展の道を歩む。現代化した武装警察部隊の整備を加速化する。国防動員体制と予備役部隊の質的向上をはかる。軍隊と政府、軍隊と人民の団結をうち固め、発展させる。
中国は防衛的国防政策を励行しているが、国防建設を強化する目的が国家の主権、安全保障、領土保全を擁護し、国の平和的発展を保障することにある。中国の軍隊は終始世界の平和を守るための確固とした力である。