資料写真:日本航空自衛隊
最近、前原外相及び北澤防衛相は、それぞれ日本の「武器輸出三原則」を見直し、他国とともに海外において武器を共同開発・生産する提案をしている。そして、防衛省は海上自衛隊が保有する潜水艦について、中国海軍の抑制を目的に、現行の16隻から20隻(CNNの報道では22隻)に増加することを決定した。更に、今年年末に改定する「防衛計画の大綱」で、「国防拠点の西南への移動」や「西南諸島の防衛強化」等を提起する予定だという。日本の軍事力強化の動きは日増しに明確なものとなっている。
かつては、このような動きがあった場合、少なくとも、以前は議会の一大勢力であった日本進歩勢力代表の元社会党等が立ち上がって反発したものだが、今の社民党は、10名ほどの小さな党派に縮小し、その声はほとんど聞こえなくなってしまった。
日本の大学生で、政治に関心を持つ者は少ない。十数年前、私が授業で「50年後、中日間で必ず戦争が起こる。」と言うと、学生たちは、「馬先生、驚かさないでくださいよ。」と返すだけだった。
しかし最近、卒業直前の学生から、こんなメールが届いた。「先生、私は自衛隊に入ることに決めました……」私の学生の中では、彼が初めてである。(『国際先駆導報』11月2日付けの報道より)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月8日