米空軍現役のステルス戦闘機「F-22Aラプター」
おもしろいことに大手航空会社3社のうち、設計理念が最も前衛的といわれるロッキードが今回は最も保守的で、ボーイング787ドリームライナーの改良型のようなデザインだった一方、ボーイングは本来ノースロップが最も得意とする全翼機(簡単に言うと、主翼と機体を融合した技術で、一見主翼だけで機体がないようにみえ、機体と主翼が一体化している)を採用、ノースロップは独特な混合型翼デザインを選んだ。このデザインは冷戦時代にロッキードがかつて米軍の軍用輸送機として設計したことがある。
3社の設計はそれぞれ違うが、それぞれの経験を相互に参考にしている。しかし、このまったく異なる3つのデザインのうち、どれをNASAが選ぶかはわからない。3社は最終的にNASAに選らばれるよう、この1年、設計プランを何度も論証・改良することになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月18日