この情報化の時代に、なぜ世界メディアや非政府組織、インターネットはもっと信頼性のある実際の評価或いは問題分析を行わないのか?さらに不思議なのは、日本の被災者や国民が東京電力などの黒箱の中の作業に我慢できなくなっているにもかかわらず、国際社会は意外に「寛容な」態度を示し、猛烈な非難もしなければ、規制や圧力をかけてもいない。これは「盟友」である日本には寛容な態度を、旧ソ連或いはその他の国には制裁を加えるという欧米世界の二重の基準を反映している。
イデオロギーや政治的要素が各国の外交や国際的な問題に対する具体的な反応を左右するのは否定できない事実だ。欧州人の西洋社会の日本に対する「寛容さ」は説明のつかない「信頼」からきている。長年、彼らは日本の「奇妙」な考えや行動様式に見慣れ、日本政府が自国民の命を軽んじたり、日本人は厳格でまじめで、ムチャクチャなことはしないと信じている。そのため、彼らは気長に「様子見」を続けているのだ。
アジア人であり、地球市民である私たちは、日本人を元気づけると同時に日本政府に責任をもって福島原発の透明な処理にあたるよう要求する権利がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月22日