資料写真:日本の衆議院は2日午後、野党が提出した「菅直人内閣不信任決議案」に関する本会議を開き、152票賛成、293票反対で否決した。現首相の菅直人氏は留任が決定した。
首相退陣のほかに、民主党新代表の選挙の時期、方法といった問題も次の日本の政治運営に影響する重要な問題となる。特に代表選挙の投票方式をめぐって民主党内では論争が絶えない。民主党の慣例では、党代表の交代選挙は民主党所属の国会議員、党員、党友が共同で投票することになっているが、今回のように特殊な状況の場合には、党所属の国会議員だけでの投票となる。
菅首相に近い北沢俊美防衛大臣は、議員だけの投票ではおそらく党員、党友は納得しないとした。民主党内で大きな勢力を誇る小沢一郎氏をけん制するねらいがあるものとみられる。昨年9月の民主党代表選で、小沢氏の国会議員得票数は200票で、菅氏とわずか6票差だった。議員投票の方式が採用されれば、小沢氏が首相の座につくこともあり得る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月7日