◇軍側の情報処理方式 情勢に応じて変化を
埠頭に停泊している空母ワリャーグ
世界は変化し、中国社会も変化している。軍側の情報処理の方法もおそらく変化する必要があるだろう。ここ数年軍側の情報は素早くなり、的確性も強化され、情勢に応じて変化している。
ただこれまで中国の軍事目標において、大衆メディアでワリャーグのような位置を占めるものはなかった。それに関する質問の答えは一つ。空母建造で中国は「いざこざを起こしている」。このいざこざは我々が自ら起こしたものだ。すでにいざこざを起こしたのなら、それを恐れる必要はないだろう。
ワリャーグに対して、最も簡単で、最もトラブルが少ない態度はありのままであることだ。公開できる情報はできるだけ公開し、国内外の「スターのプライベート」に対する興味を満足する。とはいえ、軍事目標に対する秘密を保持することは理に合っている。ワリャーグは天津に停泊している見学用のキエフではなく、中国軍事の「最高機密」が発生する場所だからだ。
軍事機密は守りつつ、社会的な秘密は公開し、「戦略的意図」をできるだけ明らかにするという非常に複雑なことをうまくコントロールするには、中国軍側と中国社会の共同の知恵が必要になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月15日