温家宝総理の招集する国務院常務会議は17日、「中国の高齢者事業発展の第12次五カ年計画」を採択したほか、社会保険基金管理の一層の強化について検討した。新華社が伝えた。
会議は「第12次五カ年計画期間に、わが国は高齢者人口増加の第1のピークを迎える、60歳以上の高齢者は1億7800万人から2億2100万人に増加し、高齢者が人口に占める割合は13.3%から16%に増加する。高齢化が加速し、社会養老保障と養老サービスの需要が大幅に増加する」と指摘。
第12次五カ年計画期間の高齢者事業の重点的取り組みとして(1)高齢者社会保障制度の一層の整備(2)高齢者医療・衛生・保健事業の促進(3)家庭介護支援策の整備(4)高齢者サービスの発展(5)高齢者の活動の場やバリアフリー施設の建設を加速し、文化・教育・スポーツ・フィットネス施設を増やし、高齢者の精神・文化生活を豊かにする(6)高齢者向け産業の誘導・支援策を整備し、高齢者用品・用具・サービス製品の開発を促進(7)高齢者関連法の整備と法律サービスを強化し、介護サービス業界への監督を強化して、高齢者の合法的権益を保護----を挙げた。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年8月18日