日本の新首相に「レッテル」を張るのは時期尚早

日本の新首相に「レッテル」を張るのは時期尚早。 民主党の新代表、野田佳彦氏は30日、円滑に首相に選出された。5年間で6人目となる首相である。一部日本メディアは野田氏のこれまでの言動に照らして、内政や外交政策についてさまざまな「レッテル」を張り始めた。実際、野田氏は選ばれたばかりであり、政策はまだ実施されておらず、現段階で「レッテル」を張るのは時期尚早だ…

タグ: 野田 新首相 レッテル タカ派 増税派 親米派 

発信時間: 2011-08-31 11:25:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

さらに、政策がいささか職務によって異なったことだ。野田氏の選挙中最大のライバル、海江田万里氏は国会答弁で、管直人前首相が強く訴えた「脱原発」のスローガンについて実に精彩を放つ批評をしている。「もし首相の身分で『脱原発』を宣言するなら、その重さは『重如泰山』(重きこと泰山の如し)である。もし個人の意見に過ぎないのなら、『軽如鴻毛』(軽きこと鴻毛(こうもう)の如し)である」

外交面でも同様だ。首相選出前、野田氏は対外関係に関する一部の発言でさまざまな「レッテル」を張られたが、すでに政権の座に就き、情勢は異なる。ただ中日関係について言えば、成熟した政治家は、安定した健全な中日関係は双方にとって、アジアにとってもプラスであり、これが大きな流れであることを認識すべきである。

野田氏が管前首相から受け継いだのは、非常に厄介かつ山のような仕事である。震災後の復興、原発事故、円高、産業の海外流出、国債の高止まり、高齢化、社会保障の重い負担……。身辺の政治環境は相変わらず厳しく、管前首相が野田氏に残した党代表の任期はわずか1年。何かしたいと思っても、直面する課題は軽くはない。内向けには、団結を強化し、衆知を集めて有益な意見を幅広く吸収するし、外向けには、隣国や大国との関係を適切に処理し、ともに発展を図る。

総じて言えば、野田氏は内政・外交面で議論を呼んだ発言をしたことはあるが、早々と「レッテル」を張る必要はなさそうだ。畢竟、執政者が政治を行うのである。大きな情勢に応じて、大きな目標と大きな方向を重視するには、大きな智恵が必要である。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 201年8月30日

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