「2011版中国の平和的発展」白書(全文)

「2011版中国の平和的発展」白書(全文)。 中華人民共和国国務院新聞弁公室は9月6日、『2011中国の平和発展』白書を発表した。白書は、平和的な発展は中国が近代化と「富民強国(国民を豊かにし国力を強める)」を実現し、世界の文明的な発展に大きく貢献する戦略的選択であると強調…

タグ: 中国 平和 発展 白書

発信時間: 2011-09-22 16:19:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

四、中国の平和的発展は歴史の必然的選択

平和的発展の道を歩むことは、中国政府と人民が中華文化のすぐれた伝統を受け継ぎ、時代の流れと中国の根本的利益に応じてつくり上げた戦略的選択であり、中国の発展の内的需要である。

――平和的発展は中国の歴史文化の継承

昔から中国の文化においては世界は調和のとれた総体であるべきと見なされてきた。この観念は中華民族の思想と行為に深い影響を与え、中国人が人と人、人間と自然ひいては国と国の関係を処理する際の重要な価値観となっている。

中国人民はこれまでずっと「和して同ぜず」、「天人合一」、「和を以て貴しとなす」の理念を尊び、調和を主旨に家族の力を結集させ、隣人と仲良くし、他人を大切にしてきた。調和の文化は、平和を愛するという中華民族の性格を育んできた。世界に名を馳せた「シルクロード」は貿易、文化、平和のルートであり、これには中国古代の人びとが各国国民と友好的交流や互恵協力を求めるための歴史的足跡が刻み込まれている。中国の明の時代の著名な航海家鄭和は「七度西洋に下り」、アジアとアフリカの30以上の国と地域に足跡を残し、輝かしい中華文明と先進的科学技術を披露し、平和と友情を残した。

中華民族は「多くの異なるものを受け入れられる包容力があり、寛容で大きい」度量をもって、すべての有益な外来文化を受け入れ、中国と外国の文化の融合を促し、対外文化交流史において数多くの美談を残してきた。中国人民は強烈な集団意識と社会的責任感を持ち、「己の欲せざるところは人に施すこと勿れ」を尊び、異なる文化、異なる観念を尊重し、相手の立場になって考えることを重んじ、自らの意志を他人に無理に押しつけることはしない。礼儀正しく対外交流を行い、隣国と仲良くしながら他国とも友好関係を保っている。

5000年以上の文明史を歩んできた中国人民は、中華文化のすぐれた伝統を受け継ぎ、さらにこの文化に新しい時代の意味をつけ加えている。

――平和的発展は中国の基本的国情の要請

中国は人口が多く、基盤が弱いものの、世界の7.9%の耕地と6.5%の淡水資源で世界の20%近くを占める人口を養っており、経済社会発展の成果を13億余人で分かち合う必要があり、多くの人口の生存と発展のニーズをたえず満たすことはきわめて大きな難問である。2010年の中国の1人当たりの国内総生産(GDP)は約4400ドルで、世界の100位ぐらいにあたる。中国の都市部と農村部、区域の発展は非常にアンバランスで、経済社会発展の構造的矛盾が際立ち、資源環境など発展を制約するボトルネックが顕在化し、経済成長が物的資源の投入に過度に依存し、経済発展パターンの転換という任務は重い。中国の自主革新能力はかなり弱く、国際産業体系と貿易分業の中でいまだに産業チェーンの遅れた部分にある。中国国民の生活レベルはまだ高くなく、社会保障体系はまだ完備されておらず、先進国と比べてまだきわめて大きな格差がある。

中国の近代化は世界の5分の1の人口の近代化であり、これは非常に長い歴史のプロセスである。このプロセスに現れた困難と問題は、規模にせよ難度にせよ、当面の世界ではきわめて少ないものであり、人類の歴史でもまれに見るものである。かなり長い歴史の時期において、中国は依然として発展途上国であり、これは、中国が力を集めて近代化を推し進め、発展と民生問題の解決に努めなければならないことを決定づけている。また、中国は終始平和で安定した国際環境を必要とし、それをもとにして対外交流協力を展開している。将来中国は強大になるとしても、平和は依然として発展の基本的前提であり、平和的発展の道からそれる理由はない。基本的国情、文化・伝統や国の根本的利益、長期的利益は中国の平和的発展の決定的要素と内的原動力となっている。

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