東アジアで軍事摩擦はあっても大戦はない

東アジアで軍事摩擦はあっても大戦はない。 中国の戦略的抑制と平和的発展への信頼は、当時の日本と比較すれば明らかだ。日本の発展は侵略と拡張をともない、「大東亜共栄圏」の推進は完全に強盗式であり、最後には米国を攻撃するに至った。中国が一部の国と対立しているのは事実だが、中国の処理の仕方は国の軍事力を借りない…

タグ: 東アジア 日本 軍事摩擦  脅威論

発信時間: 2011-11-30 13:51:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

東アジアに大戦はないだろうが、軍事摩擦は起こりうる。東アジアは海上問題の処理において、各国間の相互信頼が著しく欠如し、民族主義が全地域に台頭するとともに、各国政府への牽制を形成している。こうした状況にあって南中国海で軍事摩擦が起きても不思議ではない。

東アジア各国はまず、軍事摩擦を回避するよう努力しなければならない。と同時に「大戦は起きない」という戦略的判断は、域内各国で軍事摩擦が起きた時にすぐに冷静な判断をする助けになる。軍事摩擦は地域情勢にとって有害で、そうした危害は拡大するべきではない。東アジアは摩擦に対応する際、その事柄に即して考え、国家間の全面的対抗に引き上げるべきではない。

南中国海での軍事摩擦の回避は難しくなっているが、回避するには関係各国の努力が欠かせない。中国に一方的な譲歩を迫れば、その責任は計り知れない。

「忘戦必危 好戦必亡」(戦を忘れれば必ず危うし。戦を好めば必ず亡びる)という言葉を、2500年以上前に兵法家の司馬穰苴が残している。これだけ実力をつけた中国を誰も戦争に巻き込むことはできないし、挑発を続けることも、われわれの反応を決めることもできない。中国のパワーはわれわれにある程度の主導権を与えている。われわれは他人の曲に合わせて踊る必要はない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月30日

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