河村氏の発言を受け日本のメディアはすぐに、3月初めの南京での「日本ウィーク」、その後中国の各大都市で予定されている「活力日本展」に影響が出るのではないかと注目。40周年をきっかけに日本を大々的にPRし、観光収益の拡大と中国人の対日イメージを改善したい日本側の計画が水の泡になる可能性もある。もし90年代に日本の官僚が歴史問題で「失言」すれば、官僚個人の政治人生に影響を与えるだけだったが、現在のこうした「失言」は全日本に経済損失、評判低下につながる。
今回2つの友好年が「交流断絶」した教訓を総括すれば、中日両国はいまの国際構造の中でいかに深く、幅広く40周年を記念し、民間の友好交流を促進するかが双方にとって容易でないテーマとなるだろう。日本人は、ドイツ人がフランスと友好都市を築いた中での「正確な政治」に多く学んでこそ「魅力」が増し、尊重されるだろう。(作者:中国社会科学院日本研究所 金副研究員)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月27日