日露領土問題、「犬猫外交」では解決されず

日露領土問題、「犬猫外交」では解決されず。 日露間は犬と猫のやりとりで和やかムードを演出しているが、両国は領土問題について妥協を示していない。ラブロフ外相は玄葉外相に対して、ロシアが係争中の南千島群島(日本名:北方四島)の視察を継続すると重ねて言明した…

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発信時間: 2012-07-30 10:05:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

資料写真

資料写真:シベリア猫

日本から秋田犬をプレゼントされたプーチン大統領は28日、訪露中の玄葉光一郎外相と会見した際、秋田犬のお返しにシベリア猫をプレゼントすると語った。

日露間は犬と猫のやりとりで和やかムードを演出しているが、両国は領土問題について妥協を示していない。ラブロフ外相は玄葉外相に対して、ロシアが係争中の南千島群島(日本名:北方四島)の視察を継続すると重ねて言明した。

領土問題、寸歩たりとも譲らぬロシア

玄葉外相は同日、ラブロフ外相と会談を開いた。同会談では、日露間の南千島群島の主権を巡る問題について話し合われた。ラブロフ外相は、「ロシアは日本側の抗議を受け入れず、条件付きで行われる平和条約の協議には応じられない」と表明した。

激しい意見の衝突があったが、両国は領土問題の解決について協議を継続する重要性を確認し、首脳・外相・外務副大臣等による各レベルの協議を実施することで同意した。両国の外相はまた、領土問題の協議に「静かな環境」を設けるため協力することで同意した。

共同開発も領土問題解決は困難

膠着状態を打破するため、日本政府は柔軟な態度を見せ始めている。玄葉外相は先ほど、日本の立場が損なわれない限り、北方四島の共同開発の可能性があることを示唆した。日本は関連法案の制定に取り組んでいるという。玄葉外相の今回の訪露において、日露両国は領土問題に関して表面的には和やかムードをアピールしたが、実際には両国ともまったく妥協していない。両国は上述した各レベルの協議を継続することで同意したが、それは「成果」を期待する国内世論への対応策にすぎない。

米国のアジア太平洋回帰に伴い、ロシアにとっての南千島群島の重要性が高まるとされている。日露は領土問題解決の歴史的なチャンスを失しており、泥沼化が予想される。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月30日

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