歴史と文化を尊重するとは何か?衆院選前に作成された自民党マニフェストは歴史教科書について「自虐史観と偏った内容が多い」とし、隣国の認識と感情はもう考慮しないと主張、伝統を尊重し、愛国心を育成する方向に傾いていた。
周知の通り、歴史の教科書をどう記述するかでその国の国民がどう歴史を認識するかが決まる。歴史問題に責任を負わないのが真の「自虐」だ。日本が間違った歴史観を固持すれば、「正常な国」に仲間入りし、アジア諸国の許しと尊重を得ることは永久にないだろう。
日本のメディアは、安倍内閣は歴史問題において慎重な態度をとると分析する。その意図は、中韓など隣国との関係を改善し、協力強化によって不景気から脱却し、来年7月の参院選で勝利することにある。なんと綿密な計画だろうか!しかしある一点を忘れている。日本の隣国は尊厳ある国で、原則的な問題で取引しないということだ。過去も現在も未来も日本に操られる玩具にはならない。
日本は過去の侵略の歴史を徹底的に反省しないと、根本的な是と非の問題で浅はかな策を弄する悪い習慣は変えられないだろう。
「策士策に溺れる」という教訓が古びることは永遠にない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月28日