◇Y20の技術的進歩を客観視 米軍との差をはっきり認識
Y20輸送機は中国の大型機「ゼロ」というブレークスルーを果たしたものの、我々は自身の技術的進歩は客観視する必要がある。Y20の画像をみる限り、空力設計は保守的で、高揚力方式の設計もかなり時代遅れで、吹き出しフラップなどの先進技術はゼロといっていい。飛行機の信頼性、保守性などは依然として長い道を歩まなければならない。エンジンの性能が低いため、Y20の総合性能は米軍のC17の6割程度でしかない。C17のPW2040エンジンに追いつくのは今の中国では難しい。C17輸送機は1992年に設計されたもので、米国の90年代初期の軍用輸送機の技術水準を代表するに過ぎない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月28日