中国の核兵器は常に、日本が最も注目する問題の一つだ。日本の一部の戦略家は、核兵器を保有していないという点だけでも、日本は中国の敵ではないと考えている。日本の専門家が日中関係について議論すると、「中国は多くの核兵器を保有しているが、一発で日本を壊滅できる」と言う人が現れる。
日本の英字誌『ザ・ディプロマット』は、「大陸間弾道ミサイルDF-41の射程距離は1万2000キロに達し、米国をカバーできる」と報じた。3日付の産経新聞は、「DF-41は発射台付き車両による移動型だ。多弾頭型で、最大10個の核爆弾搭載が可能とみられる。米国は中国のDF-41の開発に対して、強い警戒感を示している」と報じた。
日本メディアの中国の核弾頭に関する喧伝は、まさに「絶妙」なタイミングだった。環球時報の記者の調べによると、防衛省は8月5日に2014年版防衛白書を発表する予定だ。そのうち中国の軍事力に関する描写が、注目を集めることになる。
しかしながら、外がいかに喧伝しようとも、基本的な事実を変えることは出来ない。中国の国際的な地位と比べ、中国の核弾頭数は多くない。CNN(電子版)が昨年発表したデータによると、米国の核実験数は1054回で、7650個の核弾頭を保有していると見られる。ロシアの核実験数は715回・8420個、フランスは210回・300個、英国は45回・225個、中国は45回・240個と見られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月5日