教育の公平を促進
都市と農村における無料の義務教育を全面的に実現する。2006年から、中国政府は農村義務教育の経費保障メカニズムを改革し、また、ちくじ調整して完全なものにしてきた。2008年から、都市部での義務教育段階の学生の学費・雑費を免除し、9年義務教育を全面的に国の財政保障範囲に取り入れた。
バランスの取れた義務教育の発展を積極的に推し進める。公共の教育資源が農村地域、辺境・貧困地域と民族地域への傾斜を堅持し、「国家貧困地域義務教育プロジェクト」、「西部地域農村全寮制学校の建設プロジェクト」、「農村小中学校現代遠隔教育プロジェクト」、「中西部農村中学校改造プロジェクト」、「中西部地域特殊教育建設計画」などの扶助計画を実施し、都市と農村、地域間の格差の縮小に力を注ぎ、経済的困難を抱える人たちが教育を受けることを保障する。
国家の勉学援助システムを健全にする。中国政府は一般大学、職業学校で国家奨学金、助学金と国家助学ローンなどの制度を実行し、援助面に関して更に力を入れ、経済的困難を抱える家庭の学生が、貧困が原因で中退するという事態にならないよう保障する。2009年末、中等職業学校の学生補助率は90%に達し、大学生の補助率は20%を超え、延べ4306万人の学生を援助した。2009年から、国は中等職業学校の農村での経済的困難を抱える家庭の学生と農業関係分野を専攻する学生の学費を免除した。