『中国の人的資源の状況』白書（全文）
『中国の人的資源の状況』白書（全文）。
タグ： 中国 人的資源 白書
人的資源の育成訓練を強化
国は幹部の教育と研修を突出した位置にすえ、『幹部教育訓練工作条例（試行）』、『2006—2010年全国幹部教育研修計画』と『2008—2012年大規模な幹部研修業務の実施に関する意見』を制定し公布した。政府の中心活動及び職位の要求に基づき、公務員に対する初任者の研修、任職研修、専門業務研修、在職研修を行い、一対一の人材育成計画を実施し、学歴取得のための教育を促し、また、地方に出向、赴任して研修を行い、公務員の人的資源を効果的に開発し、公務員のための職業発展を促進した。
専門技術者に対する専門技術人材の知識更新プロジェクトを実施する。国は、経済と社会の発展と科学技術発展の重要な分野において、中級、高級レベルの専門技術人材の新理論、新知識、新技術、新手段の専門的な研修を計画的、段階的に展開し、2005年から2009年まで、合わせて300万人の中級、高級レベルの専門人材を育成した。レベルと分野の異なる専門技術者の継続教育システムを構築し、各方面の積極性を充分に発揮し、ニーズに従い、政府の主導と部門の自主性が結びつき、個人の義務履行と自覚学習が結びつく継続教育運行メカニズムがちくじ形成された。2009年、継続教育に参加した全国の専門技術者は延べ3000万人に達した。西部地域の人材開発を拡大するため、中国政府は『西部地域人材陣建設の強化に関する意見』を制定し、新疆ウイグル自治区、チベット自治区の少数民族の科学技術の中堅と青海の三江源地区の専門技術者の研修計画を実施した。2009年には、少数民族の科学技術における中堅人材と差し迫って必要とされる専門技術者を、合わせて2888人育成した。
異なる組織形態の就業需要と労働者の職業の異なる段階の需要に基づき、国はそれに相応する職業研修を展開し、技術労働者養成学校を中心に、職業研修機構を補充とする職業研修システムを確立した。また、労働組合、共産主義青年団、婦人連合会などの人民団体と社会組織が、職業研修などの面での充分な役割を発揮している。2009年末現在、技術労働者養成学校と就業育成センターは全国で合わせて6000余カ所あり、民間職業研修機構は2万余カ所ある。女性科学技術モデル基地26万余カ所を設立し、延べ1億2000万人の女性に各種の教育研修を提供し、女性自身の発展能力を高めた。都市と農村の進学を継続できなかった中高卒業生に対する就業のための職業訓練を実行し、彼らが職業技能を習得する手助けをするか、または、その職業資格証明書を取得させた後、労働力市場に参入させる。失業者に合わせた再就業のトレーニングを展開し、トレーニングの対象性、実用性と有効性を高め、失業者の再就業能力を向上させる。創業を希望しており、かつ一定の創業条件を備える都市と農村の労働者に対しては、創業能力トレーニングを展開し、彼らの小企業を創設する能力を高める。非農産業と都市へ移転する農村余剰労働力の職業技能のトレーニングを展開し、「陽光プロジェクト」、「農村労働力転移育成計画」、「スパーク科学技術育成」、「雨露計画」など特定の育成訓練を実施し、その就業移転能力を引き上げる。
労働者の素養を全面的に向上させ、労働者の就業能力と仕事能力を増強させるため、1994年以来、国は職業資格証明書制度を設立した。2009年末現在、全国で累計1843万3000人にのぼる各分野の専門技術者が職業資格証明書を取得し、累計１億を超す人が、各レベルの技能の技術者の資格証明書を取得した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
コメント数:0最新コメント
一覧同コラムの最新記事
