国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事は12日、現在IMF特別顧問の朱民氏を副専務理事に昇格させると発表した。今回、IMFは副専務理事を1人増員し、4人体制としたことになる。
ラガルド専務理事のこの日の発表では、この昇格が認められれば、朱民氏は7月26日から新任務に着任し、他の3名の副専務理事とともに専務理事を補佐する業務につくという。
また、朱民氏は国家的、国際的政策の制定や金融市場に豊富な経験があり、高いレベルの管理調整能力を備えた人物で、IMFの制度にも深い造詣があり彼の活躍を期待すると述べた。
IMF前専務理事のドミニク・ストロス・カーンが、2010年2月、朱民氏をIMF特別顧問に任命している。IMF入所前は中国人民銀行(中央銀行)副総裁を務めていた。
IMFの規約では、専務理事に副専務理事の任命推薦権があるが、任命には執行理事会の承認を必要とすることになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月13日