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(三)交流協力
相互学習の歴史 中日留学史話
内山書店と魯迅
京劇と歌舞伎 梅蘭芳父子と日本
日本から来た『白毛女』
鬼の大松監督と中国女子バレー
中日共通の「手談」囲碁の魅力
大相撲の中国興行
中国史を愛した日本人作家井上靖氏
中日合作映画 『未完の対局』
一服の茶にこめられた平和の願い
中日青年交歓活動
阿波丸の引揚げ作業
日本人の命を救うために
中国の砂漠緑化活動に献身した遠山正瑛教授
ニヤ遺跡にロマンを求める小島康誉氏
日本の対中国ODA
互恵・相互補完性の貿易パートナー
実り豊かな中日農業協力
言葉の架け橋
海を越えた愛
小沢征爾氏のまぶたの中の故里 中国
谷村新司さんと中国の縁
音楽に国境なし
手塚治虫氏と『孫悟空』
ジャッキー・チェンと日本の映画ファン
日本生まれ、中国育ちの「磁娃娃」 福原愛選手
中日友好の未来の担い手である子供たち
言葉の架け橋

2003年9月に北京外国語大学に入学した張麗アさんは、耳に心地よい日本語の発音に惹かれ、日本語自体に興味を持つようになった。張麗アさん同様、日本語が好きだと言う学生は、中国の高等学府に数多くいる。

中国では、1980年代に日本語学習ブームが始まった。日本語の専門学科を開設している大学は1980年代の10数校から2003年には472校に、日本語を専攻する学生は700人足らずから20万人余りに増えている。

北京外国語大学で日本語会話の授業を受け持つ森下早苗さんは、授業を始めた頃、学生とのコミュニケーションがなかなか取れず、英語や時には絵を用いて学生との意思の疎通を図った。また、放課後に学生を招いてゲームをしたり、日本映画や流行歌を紹介したり、様々な工夫をしてきた。学生たちは彼女を尊敬すると同時に、姉のように慕っている。

最近の中国経済の急成長を背景に、日本でも「中国語学習ブーム」が再燃している。多くの人が中国語を学ぶ手段として中国語学校を選択し、毎週何回か夜のクラスに参加している。ある中国語学校の責任者は、自分の学校は毎回募集定員を上回る応募があると言う。中には中国人留学生を探して個人授業をしてもらい、会話やヒアリングのレベルアップに努めている人もいるそうだ。統計では、2004年に日本の五大中国語学校で学んだ生徒の数は4年前の6倍に増え、5000人を突破した。中国語学校も各地で新たに開設されており、東京周辺の都市には40カ所以上の中国語学校あるいは教室がある。現在、中国語を語学科目として取り入れている大学は500校余りあり、中国語の専門学科を持つ大学は85校に上る。毎年、数十万人の大学生がさまざまな方式で中国語を学習している。日本の大学で中国語を教えているある中国人教師は、「未来は若者のものです。中国語の学習を通して、日本の若者に中国を知ってもらいたい。私も授業を通して、中日友好の架け橋を築きたい」と、語る。

言語は両国文化の土台であり、今日では中日両国の経済発展、文化交流、友好協力の架け橋となっている。

(注:張麗アさんの「ア」は女へんに「亜」という漢字)

 

中国の生徒たちとの交流活動
余暇を利用して日本語を教える
日本語学習に熱中する何秀琴さん
中国語を学ぶクラスメイト
日本各地のHSKの試験
学生たちに授業をする日本語教師
中国語を使ったゲームをする生徒
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