を拡大すべきであります。引き続き「北京-東京フォーラム」を立派に運営し、「中日メディア対話」を展開すると同時に、率直かつ突っ込んだ理性的な対話ができるようなルートと形態を創出する必要があります。偶発的事件の報道において、タイムリーかつ効果的に意思疎通を図り、報道の信憑性、全面性、客観性、公正性を確保すべく、両国のメディア間で緊急時の意思疎通・協調ルートの開拓を模索すべきであります。そうしてこそはじめて、世論や国民をミスリードすることが避けられるのです。コラム、版面、チャンネル、周波数、特別番組、ニュー・メディア等における両国のメディアの協力を強化し、情報の交換や番組の交流、コラムの共同企画、共同取材などの形式を通して、中日友好交流の生きた事例を共同で掘り出し、両国の互恵協力の新しい成果と進展をより多く報道し、中日の戦略的互恵関係の発展における両国メディアの重要な役割を存分に発揮していく必要があります。
友人の皆様
中日友好交流の長い歴史の中に、両国の友好交流に傑出した貢献を果たした先賢たちがたくさんおり、後世の人々から慕われています。中国の鑑真和尚の日本渡航、日本の弘法(空海)大師の中国修行、阿倍仲麻呂の中国留学、並びに近代において中日関係の発展を推進した数多くの美談が今日に至っても両国の国民の間で語り継がれています。中日関係の発展の新しいチャンスを前に、中日両国のメディアは両国人民の相互理解や相互信頼を促進し、友情を深め、協力を強化していく重要な使命を背負っています。両国のメディアが両国民の共通の願いと中日の「平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展」を目指した時代の要請に順応して、交流を強化し、共通認識を凝集させ、両国民の相互理解を深める場を作り、両国の友情を増進させる掛け橋となり、両国の互恵協力と共同発展の実現のために、両国の友好関係発展に向けたよりよい環境作りのために、そして中日友好の新たな一ページを綴るために、新たな貢献をしていくことができるものと私は期待し、確信しております。
ご清聴ありがとうございました。
「チャイナネット」2009/04/05
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