菅政権の命運を左右する3つの問題

菅政権の命運を左右する3つの問題。 専門家によると、菅氏再選は多数の民意を反映したものであるが、その前途は決して平坦ではないという。代表選で党内に生じた亀裂を修復し、そのうえ衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」の苦境を打破しなければならないのである。菅政権の長期存続は、こうした難題に上手く対応できるかにかかっている…

タグ: 菅政権

発信時間: 2010-09-15 17:45:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

14日午後に行われた民主党代表選で、菅直人首相が小沢一郎前幹事長を破って再選を果たし、首相続投となった。菅氏は新しい体制で内外の難題に対応していくために、近く内閣改造と党役員人事に踏み切る。「新華網」が伝えた。

専門家によると、菅氏再選は多数の民意を反映したものであるが、その前途は決して平坦ではないという。代表選で党内に生じた亀裂を修復し、そのうえ衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」の苦境を打破しなければならないのである。菅政権の長期存続は、こうした難題に上手く対応できるかにかかっている。

代表選は民意を反映

菅氏が小沢氏を大差で破ったこの結果は、日本のマスコミが最近行った世論調査の結果と一致し、菅氏の再選を希望するという多数の民意を反映している。

菅氏の政策上の主張が代表選の中で小沢氏を打ち負かす大きな役割を果たした。菅氏は現実路線を強調し、雇用問題の解決を第一に掲げて、民主党が昨年打ち出した衆議選の政権公約(マニフェスト)を状況に応じて調整するとした。一方の小沢氏は、マニフェストの実現を堅持し、これに基づいて各種の政策を推し進めるとした。これに関し、世論調査対象者の71%が菅氏を支持し、小沢氏支持は17%にとどまった。また、小沢氏の政治資金問題も選挙結果に影響を及ぼし、党内の多くの人が「政治とカネ」の醜聞は小さな問題ではないとの考えを示した。

日本のマスコミは、菅氏の再選は日本人の多くが政権がころころ変わることを希望しておらず、日本経済の回復と内政・外交問題の解決には長期安定した政権が必要であると考えていることの現われだとしている。

 

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