「育児パパ」が日本社会に浸透 男性も「産休」

「育児パパ」が日本社会に浸透 男性も「産休」。 日本の社会において、「女は家で家事、男は外で仕事」と言う男尊女卑の考えは人々の心の中に深く根付いている。しかしここ数年、新しい流れができ始めている…

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発信時間: 2010-11-09 14:11:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「本当に楽しい。」36歳の坂口さんは自分の家庭での育児経験についてこのように言っている。「子どもは人生において何よりも大切だ。毎日、子どもが少しずつ成長していく姿を見ることは大きな楽しみである。」坂口氏は技術系の会社に勤めていたが、妻が妊娠すると、彼らはお互いに交代で子どもの面倒を見ようと話し合った。娘が6カ月になり、今度は坂口さんが家で子どもの面倒を見る番である。育児休暇を申請した時、同僚は皆驚いていた。会社で育児休暇を取ると言ったら決まって女性社員だった為、彼の上司は始め、彼が冗談を言っているのだと思っていたほどだ。「娘を外に遊びに連れて行ったとき、他の子の母親は僕に話しかようとしなかったし、僕自身も気まずくて話しかけなかった。」子どもを連れて買物に行くと、居心地が悪い思いをすることもあり、自分が世の中と断絶されたような気持ちになってしまう。「外との繋がりを持てるネットが生活には必要不可欠なものになっていた」と坂口氏は話した。そして、追い討ちをかけるように、休暇を終えて会社に戻った時、彼は運悪く人事異動で地方に飛ばされる事になった。単身赴任しなくてはいけなくなるので、彼は辞職する決意をした。今では「専業育児パパ」となり、奥さんがお金を稼いで家族を養っている。坂口氏は、「男が家で専業主夫になることはまだまだ論争を招いているが、私自身は楽しんでやっているし、これからも続けたい」と話した。

日本の専門家は、「終身雇用制度が消えていくにつれ、日本の男性は一心不乱に仕事中心の生活をしなくなった。彼らは他の生活スタイルを試し始めている。」と述べた。また、神奈川大学公共事業学部の山崎樹子学部長は、「『仕事が全て』の時代は終わったのだ。彼らは自分たちのプライベートを第一に考えており、育児にも責任を持っている」と話した。

「育児パパ」少しずつ日本社会に浸透

日本社会は少しずつではあるが、「育児パパ」を受け入れ始めている。2002年、フジテレビで放映された大人気ドラマ「人に優しく」は、3人の男が悪戦苦闘しながらも協力して1人の子供の面倒を見ると言う感動的なストーリーで、平均21.35%と言う高視聴率をたたき出した。ここ数年、家族のことを気にかけ、子育てに積極的に参加する男性は、責任のある優しい人だと言う見方が増えてきた。4万人の登録者を抱えるオーネット結婚相談所の調査によると、88%の登録会員が家事も育児もできる男性に高得点を付けている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月9日

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