日本の不動産価格は19年連続で下がり続けている。そのため、アジアの投資家は皆こぞって日本の不動産を狙っている。関係者の予想では、来年にはこのような現象はもっと露骨になる。新華社ネットが伝えた。
価格の底値圏
去年1年間で、日本の不動産に手をつけたアジアの投資家は少なくない。中国の大陸や香港、シンガポールと比べ、日本の不動産はお得なだけでなく、見返りも十分期待できるため、大きな魅力がある。
イギリスの市場調査会社であるDealogicのデーターによると、今年、アジアの機関或いは個人と日本で交わした不動産契約は18件で、去年より10件上回り、取引総額は3億7200万米ドルだった。それに比べ、アメリカの投資者が日本で交わした契約は3件、取引総額は600万米ドルで、ヨーロッパになるとたったの1件である。
今年、アジアの人々は日本の不動産にかなり多額のお金を費やしている。マレーシアの建築グループYTL社は60億円つぎ込んで、北海道の人気スキーリゾートであるニセコのシェラトンホテルを購入した。また、シンガポールの不動産投資信託(REIT)、Mapletree社は130億円で東京郊外にある物流施設を3件購入した。
投資銀行の賭け